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都道府県別・自動車免許ランキング

【都道府県別・自動車免許ランキング】合宿で免許を取得した方の割合が多い都道府県は「神奈川県」「大阪府」「兵庫県」! 自動車免許取得にかかった費用は都道府県によって異なる結果に

普通自動車免許取得者を対象に、「都道府県別・自動車免許にまつわるランキング」調査を実施しました。

近年、運転免許取得者の割合が減少していると言われますが、都市郊外や地方では車が生活必需品であることに変わりはありません。
さらに都市部ではレンタカーやカーシェアリングの普及が進んでいることからも、依然として免許の有用性は高いと言えます。

地域別の運転免許の取得状況にはどのような違いがあるのでしょうか。

そこで今回、指定自動車教習所(公認校)を卒業した普通自動車免許取得者(運転免許時に在住していた都道府県ごとに各21~22人)を対象に、「都道府県別・自動車免許にまつわるランキング」調査を実施しました。

<調査サマリー>

・普通自動車免許取得時の平均年齢が最も低いのは群馬県(平均18.57歳)

・普通自動車以外の自動車免許取得率が高いのは千葉県(109.50%)

・オートマ免許の取得率が高いのは三重県(66.70%)であるのに対し、マニュアル免許の取得率が多いのは秋田県(95.50%)

・運転頻度が最も高いのは三重県(100.00%)一方で最も低いのは東京都(34.80%)

・合宿での免許取得割合が最も高いのは神奈川県(19.10%)

・免許取得にかかった平均期間が最も長いのは三重県(3.13ヶ月)であるのに対し、最も短いのは香川県(1.02ヶ月)

<調査概要>


 調査概要:「都道府県別・自動車免許にまつわるランキング」調査
【調査日】2024年3月15日(金)~ 2024年3月22日(金)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する「PRIZMA」によるインターネット調査
【調査人数】1,012人
【調査対象】調査回答時に指定自動車教習所(公認校)を卒業した普通自動車免許取得者であると回答したモニター
(免許取得時に在住していた都道府県ごとに各21~22人を集計)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

免許の取得年齢の平均は?地域によって取得理由に差があることが明らかに

平均取得年齢が若い都道府県・普通自動車以外の免許取得割合が高い都道府県

はじめに、「自動車免許を取得したのは何歳の時ですか?」と質問し、都道府県ごとに免許取得時の平均年齢を算出しました。

【平均免許取得年齢が若い都道府県】
1位 群馬県(平均18.57歳)
2位 秋田県(平均18.64歳)
3位 岩手県(平均18.82歳)

自動車免許を取得した際の年齢は、群馬県が平均18.57歳で1位という結果になりました。
免許取得の年齢が若い都道府県の方は、どのような理由で若いうちから免許を取得しているのでしょうか。

「自動車免許を取得した最も大きな理由を教えてください」と質問したところ、全国では『学生のうちに取得しておきたかった(50.40%)』と回答した方が最も多く、次いで『通勤・通学で必要になった(22.23%)』『日常やレジャーで車を使用したかった(9.68%)』と続きました。

自動車免許を取得した際の平均年齢が低い群馬県、秋田県、岩手県に絞ると『学生のうちに取得しておきたかった(40.00%)』と回答した方が最も多く『通勤・通学で必要になった(36.46%)』『日常やレジャーで車を使用したかった(7.69%)』『仕事で必要になった(7.69%)』と続きました。

全国と比較して『通勤・通学で必要になった』『仕事で必要になった』と、日常生活で車を使用しなければならないため、免許を取得していることが明らかになりました。

次に「取得経験のある運転免許の種類を教えてください(複数回答可)」と質問し、普通自動車免許以外の運転免許(準中型免許・中型免許・大型免許・大型特殊免許・普通二輪免許・大型二輪免許・小型特殊免許・けん引免許)の取得経験割合を合算しました。

【普通自動車以外の免許取得割合が高い都道府県】
1位 千葉県(109.50%)
2位 青森県、滋賀県、宮崎県(76.30%)
3位 大阪府(73.90%)

オートマとマニュアル…どちらを選ぶべき?それぞれの選択理由は

オートマ免許の選択割合が高い都道府県・マニュアル免許の選択割合が高い都道府県

次に「自動車免許はオートマ車とマニュアル車のどちらを選択しましたか?」と質問し、それぞれの取得率が高い都道府県は以下のようになりました。

【オートマ免許の取得割合が高い都道府県】
1位 三重県(66.70%)
2位 栃木県(47.60%)
3位 岐阜県、山口県、徳島県(42.90%)

【マニュアル免許の取得割合が高い都道府県】
1位 秋田県(95.50%)
2位 千葉県、青森県(95.20%)
3位 福島県(90.50%)

免許の種類の選定理由についても詳しく尋ねました。

【オートマ免許】
・教習費用がオートマの方が安かったから(40代/男性/徳島県)
・マニュアル車に乗る機会がないと思ったから(40代/女性/石川県)
・マニュアルは難しそうだったから(40代/女性/長崎県)

【マニュアル免許】
・トラックに乗ることがあるから(50代/男性/山形県)
・仕事で必要だったから(50代/男性/山梨県)
・マニュアルしかなかった(50代/男性/栃木県)

オートマ免許を選んだ方は、取得する際の費用が安かったことやマニュアル車に乗る機会がないと思ったことなどが理由のようです。一方で、仕事で必要だったりトラックに乗るためにマニュアル免許を選んだ方もいることが示されました。

運転頻度が高い都道府県(「毎日」「週に4~6回程度」「週に1~3回程度」の回答割合が多い・運転頻度が低い都道府県(「数ヶ月に1回程度」、「ほとんど乗らない」の回答割合が多い

続いて、「現在の自動車運転頻度を教えて下さい」と質問したところ、都道府県別で以下のような回答結果になりました。

【運転頻度が高い都道府県(「毎日」「週に4~6回程度」「週に1~3回程度」の割合)】
1位 三重県(100.00%)
2位 和歌山県(95.50%)
3位 秋田県、山梨県、香川県(合計95.40%)

【運転頻度が低い都道府県(「数ヶ月に1回程度」「ほとんど乗らない」の割合)】
1位 東京都(34.80%)
2位 北海道(23.90%)
3位 福岡県(19.10%)

運転頻度が最も高いのは三重県、運転頻度が最も低いのは東京都であることが示されました。

免許取得の方法や取得期間の地域差は?

合宿免許での免許取得率が高い都道府県

次に、「自動車免許の取得方法を教えてください」と質問したところ、『合宿免許』と回答した方の割合が多い都道府県は以下のようになりました。

【合宿免許での免許取得率が高い都道府県】
1位 神奈川県(19.10%)
2位 大阪府、兵庫県(17.40%)
3位 宮城県、千葉県(14.30%)

自動車免許を取得する際はまとまった期間が必要になりますが、地域によって免許取得までの期間に差はあるのでしょうか。

免許取得までの期間が長い都道府県・免許取得までの期間が短い都道府県

「教習所入校から卒業までにかかった期間を教えてください」と質問し、平均期間を算出したところ都道府県別で以下のような回答結果になりました。

【免許取得に時間がかかる都道府県】
1位 三重県(3.13ヶ月)
2位 福島県(2.15ヶ月)
3位 宮城県(2.07ヶ月)

【免許取得に時間がかからない都道府県】
1位 香川県(1.02ヶ月)
2位 長野県(1.03ヶ月)
3位 鳥取県(1.05ヶ月)

【まとめ】合宿免許で取得した方の割合は『神奈川県』が1位!取得期間も地域によっては差があることが判明

今回の調査で、自動車免許の取得理由や方法、期間について都道府県ごとに差があることが明らかになりました。

免許の取得年齢が若い都道府県は群馬県や秋田県、岩手県が上位となり、全国平均と比べて、必要に迫られた免許取得の割合が高くなっています。

地域によってマニュアル免許とオートマ免許の選択にも顕著な差が見られ、一次産業が盛んな地域では、業務でマニュアル車が頻繁に使用されることからマニュアル免許の取得割合が高い傾向が示されました。

運転免許取得後の自動車の使用頻度では、東京都が「数ヶ月に1回程度」や「ほとんど乗らない」と答えた方の割合が34.80%と最も高く、車の使用頻度が低いことが明らかになりました。

合宿免許での免許取得割合が高い地域は、比較的都市圏に固まる傾向が示されました。

免許取得にかかる期間も地域差が顕著で、最短の香川県では平均1.02ヶ月、最長の三重県では平均3.13ヶ月となっています。

自動車免許をスムーズに取得するためには、事前に取得する地域や方法を比較して適切なプランを選択する必要性がありそうです。

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