合宿免許での人間関係に関する調査

合宿免許は誰と行った？相部屋を経験した方は約7割

はじめに、「合宿免許には誰と一緒に参加しましたか？（複数回答可）」と質問したところ、『友人・知人（60.3％）』と回答した方が最も多く、次いで『一人で参加した（30.3％）』となりました。

約6割の方が友人・知人と参加していることが明らかになりました。また、一人で参加した方も一定数いるようです。

次に、「合宿先の部屋は相部屋と個室どちらでしたか？」と質問したところ、『一緒に参加した人（相部屋）（51.2％）』『他の合宿参加者（相部屋）（19.3％）』『一人部屋（29.5％）』という結果になりました。

「一緒に参加した人（相部屋）」「他の合宿参加者（相部屋）」を合わせると約7割の方が相部屋と回答しており、合宿免許では教習以外でも合宿参加者と過ごす時間が長いことが明らかになりました。

合宿免許で友人はできる？

次に、「合宿免許先で仲良くなった方はいましたか？」と質問したところ、約7割の方が『いた（68.1％）』と回答しました。

合宿参加者と仲良くなったきっかけについてうかがってみましょう。

「仲良くなったきっかけを教えてください（複数回答可）」と質問したところ、『教習で一緒に過ごしたから（61.1％）』と回答した方が最も多く、次いで『空き時間に一緒に過ごしたから（56.1％）』『ルームメイトになったから（22.2％）』となりました。

約6割の方が教習で一緒に過ごしたからと回答し、他にも空き時間を一緒に過ごしたから、ルームメイトになったからという方も一定数いることが示されました。

仲良くなったエピソードにはどのようなものがあるのでしょうか。
合宿免許先で出会った方と仲良くなった具体的なエピソードをうかがいました。

■合宿免許先で仲良くなったエピソード
・偶然にも高校の先輩が友人を連れて来ていた（20代／男性／愛知県）
・地元が一緒で仲良くなった（20代／男性／岐阜県）
・一人で食堂で食事をしていたら話しかけられた（20代／男性／千葉県）
・仮免許落ちた同士で、仲良くなった（20代／女性／愛知県）

勉強などの進捗状況や地元など、何か共通点が見つかると仲良くなりやすいようです。

「合宿終了後も交流はありましたか？」と質問したところ、約7割の方が『あった（71.1％）』と回答しました。

免許取得という同じ目標に向かって頑張るうちに、合宿が終了しても交流が続くほど関係が深まるようです。

約6割が「参加前に人間関係に不安を感じていた」合宿中の人間関係についての具体的なエピソードも紹介

続いて、全員に合宿免許の人間関係への不安についてうかがいました。

「参加前に、合宿免許での人間関係に不安を感じていましたか？」と質問したところ、約6割の方が『感じていた（60.5％）』と回答しました。

参加前に不安を感じている方が多い傾向が示されました。

前述の質問に「感じていた」と回答した方に、「合宿免許での人間関係についてどのような不安を感じていましたか？（複数回答可）」と質問したところ、『他の合宿参加者となじめるか（67.9％）』と回答した方が最も多く、次いで『教官との相性はよいか（45.5％）』となりました。

約7割の方が他の合宿参加者となじめるかが不安だったと回答し、また、教官との相性も不安材料としてあげられました。

「実際に合宿免許に参加して、人間関係はどうでしたか？（複数回答可）」と質問したところ、『他の合宿参加者と仲良くなれた（37.5％）』と回答した方が最も多く、次いで『教官と良好な関係を築けた（32.5％）』『一緒に参加した人と楽しく過ごせた（32.2％）』となりました。

約4割の方が他の合宿参加者と仲良くなれたと回答しました。他にも教官や一緒に参加した方と楽しく過ごせたという声も寄せられており、合宿免許での人間関係に満足している方は多い傾向が示されました。

ここで、今後合宿免許に参加する方に向けたアドバイスを紹介します。

■これから合宿免許に参加する方へのアドバイス
・合宿参加者には最初のうちに声をかける（20代／男性／岐阜県）
・行く前は不安かもしれないが、行ったら意外に楽しく友人もできる（20代／女性／埼玉県）
・中途半端に仲のいい友人と行かないで、腹を割って話せる友人と行った方が楽しい（20代／女性／神奈川県）
・本来の合宿目的は免許の取得なので仲良くするのはその次、気が合えば話せばよい（20代／女性／愛知県）

腹を割って話せる友人と参加したり、他の合宿参加者に合宿序盤から声をかけたりと、自分で合宿免許を楽しめる行動をとるのが重要なようです。一方で、免許の取得が最優先という声も寄せられました。人間関係の構築に不安を抱えている方も、必要以上に焦る必要はないでしょう。