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【免許取得のリアルを調査】

「免許取得費用、高すぎ…?」約7割が「高い」と実感!!取得費用の年代ごとの差は…?【免許取得のリアルを調査】
免許代は親が出すのが普通?57.7%が「親が支払った」と回答!

教習所を利用して普通自動車免許を取得した①20代/②30代/③40代の方を対象に、「普通自動車免許取得費用の年代別比較」に関する調査を実施しました。

教習所の料金は年々高騰しているといわれています。
では、20代の方・30代の方・40代の方の、教習所にかかった費用はどれくらいなのでしょうか。
また、教習所を選ぶ際に費用の安さを重視している方はどの程度いるのでしょうか。

そこで今回は教習所を利用して普通自動車免許を取得した①20代/②30代/③40代の方を対象に、「普通自動車免許取得費用の年代別比較」に関する調査を実施しました。

<調査サマリー>

・約7割が「18~20歳」に普通自動車免許を取得と回答
・免許を取得した理由は「利便性」「通勤・通学・仕事での必要性」
・どの年代も「通学免許」が約9割。かかった費用が「高い」と思う方が約7割
・教習所選びで重視したことはどの年代も「立地・アクセスのよさ」「費用の安さ」「教官の評判や指導の丁寧さ」が上位に
・約4割が合宿免許は通学免許よりも費用が安い場合が多いことを「知らなかった」と回答
・知っていれば「合宿免許を選んでいた」と思う方は約4割

<調査概要>


 調査概要:「普通自動車免許取得費用の年代別比較」に関する調査
【調査期間】2025年6月5日(木)~2025年6月6日(金)
【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
【調査人数】1,006人(①20代:334人/②30代:337人/③40代:335人)
【調査対象】調査回答時に教習所を利用して普通自動車免許を取得した①20代/②30代/③40代と回答したモニター
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

普通自動車免許を取得した年齢は「18~20歳」が約7割!取得した理由とは?

「普通自動車免許を取得したのは何歳のときですか?」「普通自動車免許を取得した理由を教えてください」

はじめに、「普通自動車免許を取得した年齢」について尋ねたところ、『18~20歳(68.3%)』が最多で、『21~25歳(23.3%)』となりました。


『18~20歳』や『21~25歳』での取得率が約9割を占めており、高校卒業から大学在学中、大学卒業後などの学生期間に取得するというケースが主流であることがわかります。時間に余裕があり通学しやすい点や、就職活動で必要になる場合があることが背景にあると考えられます。社会人になるとスケジュール調整の難しさなどの要因から取得のハードルが上がるため、早めに取得する傾向が強まっているようです。


では、どのような理由で普通自動車免許を取得したのでしょうか。

「普通自動車免許を取得した理由」について尋ねたところ、『車で移動できると便利だから(39.3%)』が最多で、『通勤・通学で必要だから(32.5%)』『仕事で必要だから(22.2%)』となりました。


免許を取得した理由として、「生活の中で車を使える便利さ」を重視する声が多く見られました。
また、「通勤・通学」や「仕事」で必要といった理由も上位になり、実用性が主な動機となっていることがうかがえます。

どの年代でも「通学免許」で取得した方が9割近くを占める結果に!実際にかかった費用についてどう感じた?

普通自動車免許の取得方法には、通学免許と合宿免許がありますが、年代によって取得方法は異なるのでしょうか。

「通学免許と合宿免許のどちらを選びましたか?」

「通学免許と合宿免許のどちらを選んだか」について尋ねたところ、年代別で以下のような回答結果になりました。

■20代
『通学免許(88.3%)』『合宿免許(11.7%)』
■30代
『通学免許(90.8%)』『合宿免許(9.2%)』
■40代
『通学免許(90.2%)』『合宿免許(9.8%)』

合宿免許は「短期間・低価格」で取得できるメリットがあるにもかかわらず、通学型を選ぶ方が圧倒的に多く、地理的・時間的制約が潜んでいる様子がうかがえます。
特に、仕事や学生生活と並行して取得する方にとって、まとまった日数を確保するのが難しい場合が多く、近隣の教習所に通う形が現実的な選択肢になりやすいことが示されました。

また、年代別でも傾向に大きな差はなく、合宿免許の存在は知っていても、生活リズムに合わせた選択が優先されていることがうかがえます。

では、普通自動車免許取得にどのくらいの費用がかかったのでしょうか。

「普通自動車免許取得にかかった費用を教えてください」

「普通自動車免許取得にかかった費用」について尋ねたところ、年代別で以下のような回答結果になりました。

■20代
『25~30万円未満(30.5%)』
『15~20万円未満(24.2%)』
『20~25万円未満(20.1%)』
■30代
『25~30万円未満(27.0%)』
『15~20万円未満(26.7%)』
『20~25万円未満(26.1%)』
■40代
『20~25万円未満(27.8%)』
『15~20万円未満(26.3%)』
『25~30万円未満(25.6%)』

20代、30代の回答は、『25~30万円未満』が最多、40代の回答では『20~25万円未満』が最も多く見られました。
住んでいる地域や教習所の種類、プラン内容によって費用が変動していると考えられます。
さらに、この背景には、教習時間や教習内容の拡充、設備投資の増加、人件費の上昇などによって、
1990年代よりも免許取得費用が全体的に高騰してきた流れが影響していると考えられるのではないでしょうか。
それでは免許取得にかかった費用は誰が支払ったのでしょうか。


「普通自動車免許取得にかかった費用は誰が払いましたか?」「普通自動車免許取得にかかった費用についてどのように感じますか?」


「普通自動車免許取得にかかった費用の支払者(※主な支払者)」として最も多かったのは『両親(57.7%)』で、『自分(38.2%)』『祖父母(1.8%)』となりました。


免許取得の時期が、多くの場合「学生期」に行われていることを踏まえると、親御さんが負担するケースが多いのは自然な結果といえます。
この結果から、費用を「誰が出すか」は、取得時期だけでなくライフステージの自立度にも大きく影響していることが読み取れます。


免許取得にかかった費用の妥当性についての意識も聞きました。


「普通自動車免許取得にかかった費用についてどう感じたか」と尋ねたところ、約7割が『とても高い(29.3%)』『やや高い(40.6%)』と回答しました。


価格への満足感は高くないことがうかがえます。
免許取得にかかった費用について「高い」と感じる方が大多数となり、取得が必須とされる一方で、その費用に納得感を持っていない方も多いことがわかります。


そう思う理由について具体的にうかがいました。


■免許取得にかかった費用についてどう感じる?
【とても高い/やや高い】
・学生にとって何十万は高い(20代/女性/茨城県)
・なかなかすぐに用意できる金額ではないと思うから(20代/女性/山形県)
・気軽に払える額ではない(30代/男性/愛知県)


【妥当】
・様々な要因が重なって必要経費だと感じたから(20代/男性/東京都)
・命を乗せて走るものの免許なので、これくらいの出費はありだと思う(30代/女性/神奈川県)
・時間など考慮すると妥当(40代/男性/東京都)


【やや安い/とても安い】
・他社と比較して安く感じたから(20代/男性/神奈川県)
・他の近くの教習所よりも安かったから(20代/女性/岐阜県)
・公的な身分証にもなるし一生使うものでもあるから(30代/男性/東京都)


免許取得の費用について「高い」という声が多数を占めましたが、その背景には「学生にとっては高額」「気軽に払える額ではない」といった意見が見られました。
一方で、「妥当」と感じる方は、命に関わる車の運転に必要な技能や時間を考慮して、一定の対価として受け入れているようです。
また、他の教習所との料金比較や、「一生使える資格」としての価値に着目していることから、「安い」と感じる方もいることがわかりました。


教習所選びは「立地のよさ」が重視ポイントに

次に、教習所を選ぶ際に重視したことについて聞きました。

「教習所を選ぶ際、重視したことを教えてください(複数回答可)」

「教習所を選ぶ際、重視したこと」について尋ねたところ、年代別で以下のような回答結果になりました。

■20代
『立地・アクセスのよさ(62.9%)』
『費用の安さ(27.0%)』
『教官の評判や指導の丁寧さ(18.0%)』
■30代
『立地・アクセスのよさ(70.6%)』
『費用の安さ(30.0%)』
『教官の評判や指導の丁寧さ(18.7%)』
■40代
『立地・アクセスのよさ(69.9%)』
『費用の安さ(25.7%)』
『教官の評判や指導の丁寧さ(19.1%)』

どの年代も、『立地・アクセスのよさ』が最も重視されている点から、日常の生活導線に組み込めるかどうかが教習所選びの決定要因になっていることがわかります。
通学免許が主流である以上、日々の移動負担を軽減することが優先されるのは当然といえます。
また、『費用の安さ』も全年代において2番目に多い結果になりましたが、教習所を選ぶ際に、合宿免許が通学免許よりも費用が安いことを知っていた方はどの程度いるのでしょうか。

「教習所を選ぶ際、合宿免許は通学免許より費用が安い場合が多いことを知っていましたか?」「教習所を選ぶ際、合宿免許は通学免許より費用が安い場合が多いことを知っていたら、合宿免許を選んでいたと思いますか?」

前の質問で『費用の安さ』と回答した方に、「教習所を選ぶ際、合宿免許は通学免許よりも費用が安い場合が多いことを知っているか」と尋ねたところ、約4割が『知らなかった(43.3%)』と回答しました。


合宿免許が通学免許よりも費用が安い場合が多いことを知っていた方は約6割にとどまり、合宿免許の費用メリットが十分に認識されていない様子がうかがえます。
免許取得の方法として、合宿免許が選択肢として存在していても、メリットを正しく理解していないまま通学免許を選んでいる可能性がうかがえます。


では、教習所選びの際に、合宿免許の方が費用が安い場合が多いことを知っていたら、合宿免許を選んでいたと思う方はどのくらいいるのでしょうか。

「合宿免許の方が費用が安い場合が多いことを知っていたら、合宿免許を選んでいたと思うか」と尋ねたところ、約4割が『とてもそう思う(6.2%)』『ややそう思う(31.3%)』と回答しました。

宿泊費込みでも総額費用が安くなる場合が多いといったメリットを知っていれば、短期間で免許が取得できる合宿免許を選んでいたと思う方もいることがわかりました。

【まとめ】教習所選びの際に「通いやすさ」「費用の安さ」を重視するものの、合宿免許の「費用の安さ」は知らない方が約4割いることが判明!


今回の調査で、「普通自動車免許の取得」にまつわる行動や意識に年代を超えた共通点があることが明らかになりました。

普通自動車免許の取得時期は、「18~20歳」が最多となっており、進学や就職前に取得するというライフパターンが主流であることがうかがえました。

取得理由については、「車の利便性」「通勤・通学での必要性」「仕事での必要性」といった実用的な回答が上位に並び、免許取得が趣味性よりも日常生活の合理化手段として捉えられているようです。
これは、教習所選びの基準が「立地のよさ」「通いやすさ」に集中している点にも表れており、多くの方が日常生活の延長線上で取得プロセスを構成していることがわかります。


実際にかかった費用に関しては、20代、30代は「25~30万円未満」が最多、40代では「20~25万円未満」が多く、「高い」と感じる方が約7割になったことからも、取得が避けられない出費である一方で、その負担感は決して軽くないことがうかがえます。
また、免許取得の費用の支払者として「両親」が最多である点も、学生期の取得が多い実態と一致しており、家庭による金銭的支援が免許取得の後押しになっていると考えられます。

また、合宿免許の方が安い場合が多いという情報の認知度は半数をやや上回る程度にとどまり、「知らなかった」と回答した方の約4割が、「認知していれば合宿免許を選んだ」と回答しました。

普通自動車免許を取得する際は、複数の教習所を比較し、自分にあった教習所を見つけることが大切なのではないでしょうか。

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